理想の庭プランを視覚化。現実との差が切ない。切ないので、お気に入りのDIYガーデンサイトでお口直しといこう。
もくじ
立地
まずは我が家のあらましを。敷地は約80坪、庭は55坪ほど。南東は道路で、日当たりは大体OK。国有地には建築物がなく、視線が気にならない。古いブロック塀と朽ちた昭和フェンスに囲まれているのが玉にキズ。夏暑く冬積雪しない関西地方のため、植栽のチョイスとしては耐寒性よりも耐暑性を優先したいところ。
庭を余すことなく使い切る
庭でやりたいことはいっぱいある。菜園と果樹園をベースにバラ・花木・草花も育てたい。とはいえ、面積には限りがある。そこで、庭を立体的に使うことにする。果樹・バラの壁面仕立て、カーポート屋根を利用したブドウ栽培なんかもやってみたい。いずれは傾斜地も果樹畑に。
具体的なプラン
カーポートぶどう棚
【理想】高温多湿の日本では、雨のかからない屋根付き棚栽培が最適。
【現実】屋根はあるけど梁が少ない。誘引用のワイヤーをどうすれば全面に張れるのか、悩んでいる。
菜園
1)
【理想】有機物に富み、植物の根や微生物によって耕されたふかふかコロコロの土。
【現実】がれき類に富み、重機で踏み固められたガッチガチの土(古家を解体した跡地のため、庭土には残骸が混ざっている)。
バラの庭
【理想】青い芝と木立バラ、フェンスに咲くつるバラ。
【現実】荒ぶる雑草、朽ちたフェンスにからまるヘクソカズラ。
果樹の壁面仕立て
【理想】しゃれたレンガ壁に整然と誘引された果樹。
【現実】汚れたブロック塀と知らぬ間に生えたタラノキ(トゲ痛い)。
バラの壁面仕立て
2)
【理想】白壁を背景に咲き誇るつるバラ。
【現実】白壁を背景にうつむく室外機。
ウッドフェンスとボーダーガーデン
3)
【理想】道行く人を楽しませる季節感のあるボーダーガーデン。
【現実】道行く人を不安にさせる崩壊感のある法面。
お口直しに胸アツなリンク集を
自分で書いてて泣きそうになってきたので、ここでちょっとお気に入りのDIYガーデンサイトをのぞいてくるとしよう。どんなに素敵なガーデンも、はじめはみんな更地・原野・山林からのスタートだった。これは勇気が沸いてくる!

参考文献 1)竹内孝功,「これならできる!自然菜園―耕さず草を生やして共育ち―」,農文協,2012年,9頁 2)鈴木満男,「バラを美しく咲かせるとっておきの栽培テクニック」,NHK出版,2007,94頁 3)松田行弘,「庭と暮らせば BROCANTEスタイルの庭づくり」,グラフィック社,2012年,99頁