庭土のガラが多すぎる問題について、一計を案じる。土ふるい機に細工して利用可能な土を増やしてみよう。その仕分け具合はいかに? ガラは減らせるのか?
張り替え用ネットの準備
最近フルに活用している土ふるい機(みのる産業 SC-1)。付属のネットの網目は約5mm。
5mm目を通った土は、サラサラで細かい。でもこれだと、サラサラ土:ガラ=1:1となり、ガラが多すぎてしまう。
そこで、もう少し大きい目に張り替えて、再利用可能な「コロコロ土」を産出しようと思う。張り替えに必要なネットのサイズは46.5cm幅×1m10cm程度。
あちこちホームセンターを回って、ちょうどよさそうな大きさの網目を見つけた。約15mm目だ。トリカルネットという商品らしい(税抜き839円/m)。金属製ではないものの、屋外用なので丈夫そうだ。ハサミで切れるので加工もしやすい。これでいってみよう。幅が広いので(101cm)、60cm買って、半分に切って、貼り合わせることにする。
60cm買ってきた。
半分に切った。
土ふるいにあてがってみると、まだちょっと幅が広すぎる。はみ出る部分をハサミで切り落とす。
切り落とした。
ついでに、切り売りの際にでたバリも切り落とす。
本体ネットの取り外し
さて、本体に付属するネットは、4カ所のバネフックで留まっている。これを取り外す。ぎっちぎちなので、結構力がいる。
バネフックを外すと、ネットがびょーんと伸びる。そのままスルスル取り外して、保管しておく(バネフックは後ほど使う)。
張り替え用ネットを一枚乗っけて、
もう一枚乗っけて、
2枚を結束バンドで連結する。これで実質1枚物のネットとなった。
続いて、ネットの端をバネフックで留める。バネフックは細い金属なので、トリカルネットに食い込んで破れないか不安だったけれど、結構大丈夫そうだ。
使ってみる
いよいよ土をふるってみよう。以前、5mm目で仕分けたガラを、
土ふるいに投入する。くるくる回すと……おお、普通に使える! よかった! そして、網目が大きいため、仕分けがスピーディに進む。
気になる仕分け具合はこんな感じ。コロコロ土は、サイズ的には赤玉土の大粒くらいまでかな。このサイズなら、小石でも許容できそう。我が庭は、かなりの粘土質で水はけ・通気性が悪そうだ。このコロコロ土を下層へ投入するといい感じになるのでは。
5mm目、15mm目、ガラ、の比較はこんな感じ。
コロコロ土と、ガラが大体1:1の割合になった(手前コロコロ、奥がガラ)。ということで、うちの庭土の組成はサラサラ土:コロコロ土:ガラ=2:1:1。庭土の75%は再利用できることになりそうだ。
とか言いつつ、ガラ埋設場の容量によっては、さらに大きめの「ゴロゴロ土」なる再利用カテゴリーを新設することになるかもしれないが……。
作業時間:3時間