書いて消してまた書ける! 紫外線と風雨に耐える! そんな植物用ネームプレートを簡単かつ安く作る方法を考えた。
もくじ
我が理想のネームプレート
もう何年も探しているのに、市販の植物用ネームプレートで、気に入ったものが見つからない。理想に近いものは、値段が高い。値段が安いものは、理想とかけ離れている。理想と値段の折り合いが付く商品がないのだ。いよいよ作るしかあるまい……知恵をふりしぼって考えてみた。
まず、理想がこちら。
①プレートは自然素材がいい。加工しなくても、白地で、紫外線や風雨に強いもの。そして、②えんぴつで書けるものがいい。炭素は紫外線に強いからだ。えんぴつなら消してまた書けるしね。③さらに、上から見たとき見えやすいように、斜めの角度があるといい。プレートが真横を向いていると、かがんで見なければならず面倒なのだ。④足については、耐久性を考えて、鉄などの金属がいい。⑤60cmくらいあれば、植物が茂っても埋もれないと思う。
実際に作ったもの
できあがりがこちら。うちには未だ花がないので(汗)、庭のよもぎで失礼。
なるべく理想に近いものにしようとがんばったけれど、決定的な違いとして、⑤全長30cm弱しかないのだ。でもまあ、背の高い植物については、足を継ぎ足せばいいかと思っている。
作り方
材料
・貝殻……1個
ビーチコーミング(※浜辺で色々な拾いものをすること)でゲットしてきた。普段なら拾わないような、地味な白い貝殻を用意。
・自転車のスポーク♯13……1本(参考価格890円/35本)
自転車の車輪のパーツ。金属製で、その一端には溝があり付属のナットをはめることができる。スポークの形状を知ったのはもう10年以上前のことで、これは何かの工作に使えそうだ……とずっと心に温めてきた(笑)。
・六角ナットM2.6……2個(参考価格88円/35個)
♯13のスポークに合うナットのサイズはM2.6だった。さらにサイズのあうワッシャーもあるとなお良い(後記)。
※付属ナットは今回利用しない。グラインダーで二つに切断してみたのだけれど、切断面がゆがんでしまって、スポークに入らなくなってしまうのだ(詰め物をしてから切断してもゆがんでしまう)。付属ナットを利用するのが一番スマートなんだけれど。残念。
手順
①貝殻に穴をあける
2.4mmまたは2.6mmのドリルビットで穴をあける。
②スポークに貝殻をナット留めする
ナットをひとつ入れて、
貝を入れて、
ナットで留める。簡単な構造だけれど、貝のカーブでちょうどいい角度になる。
※材料費を削減するため省略したけれど、貝を入れる前にワッシャーをひとつかました方がしっかり留まる。
③えんぴつで名前を書いて完成
なみなみの貝は書きづらく、平らな貝は書きやすかった(でもなみなみの貝の方がかわいいかな!?)。
※裏側は風雨紫外線に晒されないので、裏側にも名前を書いておくと安心(万が一表面が消えちゃっても裏を見ればわかる)。
費用は1個28円弱。ワッシャーを追加しても30円程度かな。
【2018.07.17追記】
警報が出るくらいの豪雨に2~3日晒された結果、文字がかすれてしまった(汗)。いさぎよくペンキで描く方が長持ちするのかもしれない。
材料費ほぼ0円で作る場合
果樹や花木には、こういうプレートを枝に引っ掛けるとよさそう。もちろん草花の支柱に引っ掛けてもOK。
おまけ
白い貝殻狙いで行ったら、思いがけずアオイガイに出会う(無欲の勝利!?)。お、お美しい~! こっちは壊れやすいので、屋内で飾って楽しもう。