家でお花見をする野望を叶えるべく、桜を植え付ける。が、そこは食いしん坊(笑)、花のみならず実も楽しめる品種をチョイス。
生まれ育った家の敷地には、桜の木が10本くらい植わっていた(※ど田舎)。春の一瞬、家の周りがぶわーっと花霞に包まれる。縁側に座ってそれを独り占めする。日差しはぽかぽか、花びら舞い散り……なんともいえない春うららの思い出だ。
ということで、新居の庭にもぜひ桜を植えようと思い立つ。サクラの木には何種類もあるけれど、やはりソメイヨシノみたいな薄桃色がいい。ただし、食いしん坊なので、実も成る品種がいい。で、選んだのは暖地桜桃。
幸運にも、ご近所さんの庭に植わっていて、作春から遠巻きに観察させて頂いていた。最初はソメイヨシノが咲いてる~??と思ってワイワイしていたのだけれど、5月半ばになると真っ赤な実がたわわに! 暖地桜桃だと気付く。ソメイヨシノに似て、一本でも結実し、当地のような暖地でもサクランボ的な実を楽しめるときたらもう、植えるしかない。
【2018/03/19追記】
ご近所さんの暖地桜桃が満開に。ソメイヨシノよりももうちょい白っぽい花色だった。枝の先にぽんぽんぽんっと手まり状に固まって咲く感じ。
【2018/03/18追記】

今年の暖地桜桃。
植え付けに選んだ地点はここ。主庭よりも4mほど下がっていて、鉄階段を降りなければ到達できない。サクラは生長が早く、5~6年で7~8mも伸びるらしい。庭から見たとき、ちょうど目線の先で咲いてくれるのではないかと期待している。また、サクラは地表近くに太根がはびこるため、庭植えには適さないとも聞く。この点、傾斜地は主庭とは隔離されているので安全かと思う。
鉄階段の横に植えよう。階段から手を伸ばせば、実の収穫もしやすそうだ(気ィ早ッ)。
(連休で、旦那氏が手伝ってくれている)
地表には、ツルニチニチソウやその他雑草の根がはびこっている。ツルハシやクワで根っこを掘り起こす。暖地桜桃があまり巨大化しないように、深掘りは控えておく。
主庭に比べて、土が黒々している。腐植が多そうだ。きっと草が生えていたおかげだろう。
もみ殻堆肥を投入。先日もらってきたもの。

いきなり植え付け完了。必死すぎて写真を忘れ……(汗)。
まず、苗床を浅めに掘り、根を広げる感じで苗をセット。次に、もみ殻堆肥+土で根元を覆う。支柱も立て、軽く誘引。さらに、乾燥を防ぐべく松葉でマルチング。
松葉は松林近くの歩道にて採取
当地はアルカリ土壌(pH7.5)のため、松葉堆肥(pH5.0)で中和しようという趣旨。松葉をそのまま現場に置いて、堆肥化を待つ(土ごと発酵)。松葉のマルチングは、毎年続けていこうと思う。

また、動物に根元を掘り返されないよう、念のため100均のワイヤーメッシュでガードしておいた(独身時代の遺物を再利用できて満足)。
今後は巨大化しないよう、コンパクトに押さえる工夫を怠らないよう気を付けたい(その前に、このアルカリ大地で育ってくれるか心配なのであるが……)
作業時間:90分