コテに不慣れでベタベタボトボトのモルタル壁塗り(汗)。でも、裏ワザ使えば早くてきれい! セメント系廃棄物を出さないアイデアも。
もくじ
ど素人が壁にモルタルを塗った結果
寝ても覚めても、のブロック塀。
クラックや目地の溝を埋める作業が完了した。ぱっと見、あまり代わり映えしない?(汗)
以前は目地に溝を切ってあったのが、
平らになったのだ。
今回は、目地の溝を埋める方法についての覚え書き。
使用したもの
我が戦友たち
モルタルは表面に水の膜がはるような、ちょっとゆるめが扱いやすい。配合は自己流で、セメント1+砂2で作った(ほんとは市販の「壁用薄塗りモルタル」とか「ハイモル」とかの方がキメ細かくていいらしいけど、割高なので……)。
手順
養生用ダンボールを置く
マスキングテープ付養生シートとかもあるけれど、ダンボールをぽんと置くのが手っ取り早いし、簡単だし、無料だし、後で便利(後述)。一列終わるごとに横へずらして、一緒に移動していく。
目地を水で濡らす
噴霧器で水をかける。モルタルがくっつきやすくなる。結構ブロック塀が水を吸い込んでしまうので、たっぷりめに。

刷毛で水を塗ってもOK。ホースで水をびしゃーっとかけても。
モルタルで目地を埋める
コテ板にモルタルを取る。

ちなみにコテ板は端材で自作。やっつけ気味にさくっと作った物だけど、便利に使えて愛着わくわ……。
目地めがけてモルタルをなすりつける。コテを使うのも初めてのど素人なので、ど下手くそだ(汗)。改めて写真で見ると、とても胸が痛む。
コテでざっと余分なモルタルを削り取る。表面が荒っぽいけど、あとは裏ワザでなんとかなるのでこんなんで大丈夫。
縦と横を埋めた。
刷毛と水でならす
こっから裏ワザ発動。刷毛&水を使う。

壁塗り実例 & 実践百科 学研ムックdiyシリーズ / ドゥーパ!編集部 【ムック】
目地の溝と直角になるよう、撫でつけならす。
※溝にそってならすと、刷毛の圧でせっかく埋めた溝が落ち込んでしまいがち(最後の仕上げに軽くさーっと撫でるくらいなら大丈夫だった)。
刷毛でならし終わった。ここまで所要10分程度。コテだけでやるよりずっと早いしきれいにできる。
乾くとこんな感じになるはず。
落ちたモルタルは再利用
ダンボールからモルタルバケツへおかえりなさい
養生ダンボールに落ちたモルタルは、すみやかに再利用可能だ(ダンボールに水分を取られているので、ちょっと水を足した方がいいかも)。
気付いた注意点など
自分を養生する
刷毛でならす際に、砂の粒が飛んでくるので、眼鏡・マスク・帽子・汚れてもいい服を装着し、自らを養生する。
刷毛の素材
刷毛でブロック塀をザリザリ撫でていると、だんだん毛が摩耗していく。今回使った刷毛は獣毛製、終わりには毛の残存率50%くらいになってしまった(それでも使えるが)。プラスチック刷毛は不使用なので耐久性はわからないものの、毛が摩耗し飛び散り庭土にも紛れ込むのであれば、プラ毛よりも天然毛の方が安心感ある(個人的に)。
廃棄物を出さない後片付けのアイデア
刷毛は、道具の水洗いにも使えて便利ね
セメントワーク後は、いつもトロ箱(コンクリ練り用)で溜め洗い→トロ箱に残った水を次回のモルタル練り水に使用している。そして、トロ箱の底で固まったモルタルはコンクリ練り時に骨材として混ぜ込んで使うのだ。
というわけで、今のところセメント系廃棄物・廃棄水は一切出ていない。循環型システムだ。でも永遠にセメントワークをやるわけでもないし……最後の最後はどうしようかな。水は蒸発させるとして、底に残った固形モルタルは、カーポート下に埋設しようかな。
目地埋め・クラック補修作業:計11時間