普通のレンガを切って、壁貼り用のスライスレンガを作る。これが、想像以上にしんどくて…!
ブロック塀美化計画のおさらい
ブロック塀の美化プロジェクト。現在の構想はこんな感じ。ポイントは壁貼り用のスライスレンガ(レンガタイル)。意匠性と実用性(しっくいの汚れ・カケ防止)を兼ねて多用するつもりだ。
市販のスライスレンガ(レンガタイル)
セメント系のイミテーションレンガではなく、焼き物のレンガタイルをひと通り調べてみたのだけれど……
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平米あたり1万円する。うーむ。高い。高いぞッ!
いつものレンガをスライスする
試算
アプローチのレンガ道を作ったとき、グラインダーを利用すればけっこう細かい細工ができていた。ということは、グラインダーでいつものレンガをスライスすればよいのでは? ネットで調べてみると、実際にレンガをスライスして使うことができるそうだ。
レンガ1個から45×190mmのスライスレンガが6枚できそう。100枚あれば1平米埋まる。つまり、レンガ17個あれば1平米分とれる。レンガは1個80円ほどなので、平米あたり1,360円だ。やっす!!
じゃあ早速切ろう
まずは練習。半端なサイズのレンガでやってみよう。グラインダーで切り込みを入れてから、タガネとハンマーでコツっといった。
うん、実は……
その倍くらい失敗していたのであった!
あれれ、思ったよりもむずかしいぞ。前にレンガ切ったときは、さくっとうまくいったのに!
前にレンガ切ったとき↑
やっぱり、薄いから砕けやすいんだな。そこで、なんとなく思いついて、
一晩浸けた
レンガを浸水させてから使ってみることに。ちなみに家の前を流れる水路の水を利用している模様。
浸水レンガは、ちょっと切れ味がねっとり? ごくごく硬い練りようかんを切っているような……粉飛びが幾分マシになった。今回は何度もグラインダーをかけて溝をかなり深く入れてみた。仕上げはタガネでコツッといく。
お! うまく割れた。でもグラインダーが届かない中心部分がでこぼこして、段差ができてしまう。ちょっとかっこ悪い(汗)。
では、浅めに切り込んでみたらどうか。大半がでこぼこするから段差が目立たないのでは?
なんと! たった一撃で派手に割れてしまった(いろいろと)。やっぱり溝は深く入れなければならないんだな。
割れレンガはうまく繋ぎ合わせれば一枚ものとして使えるはず…
あれこれ試したりしながら、レンガ3個スライスするのに1時間もかかってしまった。時間かかる上に、砕けたりでこぼこしたりで、きれいにスライスできなかった。うーん……練習次第で、早く、きれいにできるようになるのだろうか。
できるなら、手始めにコンクリ土留めの側面に貼る分を作りたいのだ。けれど、ここだけでもレンガ15個スライスしなけばならない……5時間かかるのか。
ディスクグラインダーは、丸ノコとは違って、手で保持し続けなければならない。キックバックに気をつけて、奥から手前に一定のスピードで動かす必要がある。かなり集中力を有する作業だ。ギャン音もすごい。神経すり減らし工具である。長時間使い続けるのは危険だ。一日1時間やるとしても、5日かかる……うーん。
市販品か自作品か
自作ならば、安いし、素材の統一感がでる。一方で、手間はかかるし、危険な工具を使わなければならない。
市販品ならば、素材の統一感は劣るし、コストは10倍近くかかるけれども、手間はかからないし、危険もない。
うーーーーーーん。悩む。どうしよう。うーーーん。今のところ、6対4で自作寄り、か……? もうちょっと効率上がるなら寄り切れるんだけれども、果たしてどうなるか……
ちょっと考え中。
粉じんもすごいのだった…
道具はこれらを使用中
【ディスクグラインダー】
リョービ MG-102KT(廃盤、実家から借用中)
【ダイアモンドホイール】
【レンガタガネ】
【ハンマー】