レンガ目地を白く仕上げたいけど、ホワイトモルタルの情報無さすぎ…仕方ないので自己流で体当たり!
レンガ壁のつづき。そろそろ佳境。
粉を洗う
前回、レンガのデコボコを削り取ってさっぱりした壁。今回は、目地にホワイトモルタルを入れる。あちこちレンガの粉がふいているので、このままだと目地がピンク色になってしまう。洗い流さなきゃ! ということで、
まいど! ケルヒャーK3サイレント登場。あったらあったで、なんだかんだ使うのでやっぱ買ってよかったかな。
ちょっと遠めに水流をあてて、レンガの粉を洗い流した。この後に目地を接着しやすくするための吸水も兼ねている。
目地埋め
道具
養生用にはダンボールが一番扱いやすいけれど、この日は強風が吹き荒れてて飛ばされそうだったので木の板を使った。
自作ホワイトモルタル
ホワイトセメント1:珪砂(7号)3で作った。本当は目地用インスタントモルタルを使おうかと思ったけど、これがごっつ高い!
うちは量も要るし、買ってられへん! で、自分で配合することに。目地用ホワイトモルタルの自作については本やWeb情報が無さすぎて正直よくわからなかった。この先は未知の領域へ!
まず、骨材は白さを求めて珪砂をチョイス。号数が大きいほど細かいとのことで、ホムセンで一番大きかった7号を用意。
ホワイトセメントは「酸化第二鉄および酸化マグネシウムを少なくすることによって白色化したセメントであり、基本的な性質は普通ポルトランドセメントとほぼ同等」らしい(メーカー解説より)。では、いつも通りのセメント1:砂3でよかろう。ただ、実際モルタルを作ってみて思ったのは……
パサい!
練っても練ってももろもろっとなってしまう。普通のセメントで作ったモルタルは粘りがあるのになぁ。普通モルタルが、小麦粉2割混ぜた二八そばだとすれば、ホワイトモルタルは繋ぎの入らない十割そばという感じ。このまま壁に垂直に塗るのは無理そうだけど(何かしら繋ぎ成分が要る)、目地に押し込むのはできそうだ。
ちなみに自作なら4kgあたり170円(セメント80円、珪砂90円)……市販品の10分の1! やっす!
手順
モルタルがぽろぽろ落ちるので、養生をぽんと置く。落ちたモルタルは再利用できる。
水で塗らして、
お団子できるくらい固めに練ったモルタルを手にとって、
ぐいぐいっと押しつける。
ぐいぐいぐいーっと、このくらいの範囲を。
目地ごてでならす。モルタルが固めなので、時間を置かずにちゃっちゃとならす。
歯ブラシや刷毛を使って、レンガのモルタル汚れを落とす。ホワイトモルタルは普通モルタルに比べて、落としにくい気がする。目地にぐいぐいするとき、極力表面に付かないよう気を付けたい。
水に濡らした布巾で、汚れを拭き取ると……なんということでしょう!
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あっ、間違えた。
こっち。レンガ色がいっそう冴える、小洒落た雰囲気に。積みレンガ感もややアップ!? いやぁー楽しい楽しい。みるみる変わっていく作業はええねぇ。夢中で二日間作業に没頭し……
これが……
我が家の白鷺城や~!
あとはブロック塀の平面にしっくいを塗れば完成予定。
作業時間10時間30分
ただ、ひとつ大失敗。
長時間アルカリにさらされた結果…
ゴム軍手じゃ防御不十分だった。濡れてふやけてアルカリ漬けで、手がえらいことに!(汗)次回モルタル団子を作るときは、必ず総ゴム手袋で!