エダマメを栽培するのには、痩せ地と肥沃地とどっちが向いているの? その実験結果を発表~!
これまでの栽培経過
7月下旬から始めた、荒れ地でのエダマメ(黒豆)栽培。これまでの経過はこちら↓


お盆明けに摘心をして、
台風が次々やってくる前に、支柱を立て、
花が咲いた~! 種まきから約1ヶ月後ね。ちょうどこの頃から台風やら秋雨やらで、気温も下がり、十分な降雨にも恵まれた。

ついに!
収穫時期に! ここまで、全く肥料なしでやってきたーよ!
肥沃地との比較
さて、マメ科野菜は痩せ地でも育つとよくきく。では、肥沃な土地ではどうなるのかしら? つるボケするかしら? 案外いっぱい採れたりしないかしら? 素朴な疑問を抱いた私。よーし、実験してみよう!(実験大好きウェーイ!)
生長の比較
ということで、実は同時に肥沃地でも栽培していたのだった。荒れ地と比べて、葉っぱがもりもり育って、全体的にボリュームがある。
ちなみに、ここは上層にもみ殻堆肥をたっぷりすき込んだ場所(今後アボカドを植える予定地)。
それぞれ、平均的な大きさの株を収穫してみた。肥沃地の草丈は90cm。荒れ地は50cm。うーん、やっぱり肥沃地の方が育ちがいいわ。
……と、思いきや!
葉っぱを取ってみると、あらら……サヤの数は大差ない。葉の量に応じてサヤも増えるかと思いきや、そうではないみたい。肥沃地の株は間延びしている一方で、荒れ地の株はぎゅっと締まっている。
膨らんだサヤの量を比較。ほぼ同等ね。
(荒れ地の株は少し若取りだったようで、サヤの色が濃い&もう少し膨らみそうね。あと数日おいてから追加収穫しようっと)
虫害の比較
肥沃地の株には、メイガが発生してしまった(この株で計5サヤの被害)。一方、荒れ地の株にはほとんど被害が見られなかった。メイガ発生の原因は、葉が生い茂り、風通しが悪くなったためと考えられる。
まとめ
栽培適期
今回の栽培で、黒豆は、播種から1ヶ月後に開花、3ヶ月後に収穫時期を迎えることがわかった。開花~収穫の時期に、高温でなく、かつ一定の降雨が必要となると、開花時期をお盆過ぎに合わせるとよさそう(例年、当地ではお盆を過ぎると気温が下がり始め、降雨も見込まれる)。
そうすると、播種時期は、7月中~下旬がベスト。あまり早い時期に種まきをすると水やりが大変そうなので、来年以降も焦らずに時期を厳守しようと思う。
痩せ地と肥沃地について
今回の実験では、痩せ地と肥沃地については収量に大差がないことがわかった。
痩せ地栽培では、まず、肥料代がかからない。株がコンパクトに収まることから、株間を詰めることで面積あたりの収量アップが見込める、防虫ネットの面積が少なくてすむ、肥沃地栽培と比べてメイガの被害が少ないというメリットがある。
ということで、現時点では痩せ地栽培(無肥料栽培)がおすすめということに。
おすすめレシピ
