ブドウの幹を食い散らかすおっそろしきスカシバ。適期に観察して防除!
犯行現場↑
ブドウスカシバの被害
品種は「秋鈴」「シャインマスカット」「ウィンク」
さて、時を遡ること4月下旬。カーポートの足下にブドウの苗を植えた。
この苗は、庭の隅で仮植えして育成していたもので、本当はもっともっと背が高く伸びていたのだけれど、途中でぶつ切りしなくてはならず、こんな状態に……というのも、
幹に虫が入ったらしく、木くずより上が空洞&枯死してしまったのだ(涙)。3本中3本ともこんな感じ。
調べてみると、犯人はブドウスカシバという蛾の幼虫らしい。その幼虫が、テッポウムシみたいに幹の中を食害して、枯死させてしまうそう。こんなのに毎年入られたら、全然生長できないではないかー!(汗) 慌ててスカシバについて調べて、対策を講じることにした。
ブドウスカシバの発生と行動
スカシバ情報をざっくりまとめると、こんな感じ。
①5~6月に、新梢に卵を産み、
②幼虫が新梢の中へ入り→基部へ食い進む。
★萎えた枝、枯れた枝のたもとに幼虫がいるので、枝を切除して焼却処分するべし!
ブドウスカシバ情報については下記を参照した↓
実際の対策
ということで、植え付けから2ヶ月あまり経って、スカシバの発生時期になった。
もりもりと萌芽し始めたブドウ。よかった~基部は元気そうやね。
花が咲いてる~かわいい! 今年は樹形づくりメインで実をならせるつもりはなかったのだけれど、少しだけ残してみようかな……
で、新梢をまじまじ観察してみると……
怪しい枝発見!
萎えてる部分をカット。
手元で観察すると、木くずが出てる! 枝を裂いてみると、中にちっちゃい芋虫がいたので、速攻で燃えるゴミ袋にインしたのだった。ふぅー危なかった。
ということで、6月いっぱいまでは萎え枝を観察して、プラス夏の間は、枝枯れや木くずに注意していけばより安心かな。そして、5~6月といえば、ブドウ作業としては、花が咲く=新梢の摘心時期でもあるので、摘心を兼ねて、または摘心作業しながらチェックすれば、労力もかからず効率的ね。今年からはこの流れで防除がんばろう~っと!